今日は就職浪人についてです。次のような人向けの記事です。
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はじめに
かく言う僕自身も就活は全然うまくいきませんでした。
などと甘い考えを持っていた結果、本採用の面接では落ちまくりました。
でも失敗したからこそ、自分にとって良い仕事は何かを考える機会がたくさんできたし、今では就活失敗したこともよかったと思っています。
そうは言っても、今就活に失敗した方は今めちゃめちゃ辛いと思います。だから、なんとか第一志望の会社に受かるために、就職浪人という手段を考えていますよね。
この記事では、元新卒面接官の立場から、純粋な新卒と就活浪人をした既卒でどのような見え方の違いがあるのかについて、現実的な目線で解説します。
就職浪人とは?
就職浪人とは、今年の就活(来年の入社)を諦めて、翌年は「大学を卒業して既卒枠として」再度就活にチャレンジすることを指します。
なお、「大学を留年して翌年も大学生として」就活に望むのは就職留年と言って区別されています。
では、面接では就職浪人はどのような見え方をするのでしょうか。
就職浪人をするとどう見られるのか?【面接官目線】

- どこか特定の会社や業界に固執していたのかな?
- 就活を甘く見てたんだろうな
というイメージを抱きます。これはあなたがどんな就職浪人時代を過ごそうとも、第一印象でそのように思われることは避けられません。
また、大手企業だと敢えて既卒の新入社員を取る必要がないので、他の就活生よりも何かが秀でていない限り「マイナススタート」となります。
そして、面接では下記を質問すると思います。
・なぜ就活浪人をした?
・その1年間で何をしていた?
・その時と今でどんな風に仕事探しの軸は変わった?
20代の貴重な1年間をかけるコストと、それによって得られた対価が何なのかを深堀りしていく感じなので、普通の就活より1段難易度あがりますね。
「なんとなくもう少し時間があったら就活うまくいく気がする」というだけでは通りません。
就職浪人をすべきでない理由
就職浪人をするべきではないと思っている理由は3点あります。
難易度が高い(就活で不利になる)から
先ほど述べた通り、就活浪人をしている時点で面接官側の印象は良くありません。
就職留年も、体育会でがっつり4年間を部活に捧げた、留学をしていたので留年した、などの場合を除くと、そもそも印象がよくないです。
また、就職浪人をしてでも行きたいと言う企業は、おそらく1つ下の後輩世代の中でも人気の企業なはず。ただでさえ競争率が高いところに不利な状態で勝負をすることになるので、結構なハードモードです。
「新卒時より良い会社」のプレッシャーが判断を歪ませるから
現役時代に内定をもらっていた会社を辞退しているので、就職浪人をして受ける企業は少なくとも新卒の時より「条件が良い会社」を探してしまいがちのようです。
条件が良いというのは例えば下記のような感じ。
- 社格が上
- 給料が高い
- 知名度がある
第一志望の業界や仕事は、実は最適じゃない可能性が高いから
これは社会人になってから気づいたことなのですが、学生の時に働きたいと思っている業界や会社は、あなたにとって最適ではないことの方が多いです。
僕自身も一生懸命自己分析をしてOB訪問を重ねて第一志望の会社を選びましたが、
と後から気づきました。
そもそも、1社目で自分の人生にあった会社が見つかると思わない方が正しい感覚。まずは就職をして働き出してみた方が、最終的に自分に合った仕事が見つかる可能性が高いです。
20卒の就活で挽回する方法
これまでみたように、就職浪人をするよりも一回就職した方がいいです。なのですが、、
と言うのが本音でしょう。ずっと準備をしてきたならばなおさらです。
そこで、もし自分が今就職浪人から20卒での就職に切り替えるとしたら、次のような戦略を立てます。
・近しい業界の別会社に行く
・横断的なスキルが身につく機能会社にいく
近しい業界の別会社に行く
例えばあなたが広告会社志望だったとした時、第一志望の会社に落ちた場合でも、他の同業他社の会社に就職した方が良いです。なぜなら、業界が同じなら必要なスキルは似ているから。
先ほどお伝えした通り、就職浪人をしたからといって翌年に第一志望の会社にから入れるわけではありません。それだったら、まずは必要なスキルを磨いて自分が行きたい業界の知識をつけておく方が賢いと思います。
横断的なスキルが身につく会社に行く
これはどの会社でも必要不可欠なスキルを身に着けることで転職しやすいポジションを狙う作戦です。
例えばこんな感じの流れ。
- 新卒で食品メーカーに行きたかったがいけなかった
- 大手メーカーを顧客に持つWEBマーケティングの会社に就職した
- その後数年でWEBマーケティングの知識と経験をつけ、食品メーカーのマーケティング部門に転職をした
これは夢物語ではなく結構現実的な流れです(例えばこちらの記事とかで紹介されてます)
いまからでも募集している会社の見つけかた
20卒だともう内定式が終わってますよね。
そう心配するかもしれませんが、実はこの時期は、本選考で内定した人が内定式に参加してやっぱり違うかも、、と内定辞退をするタイミング。つまり欠員がでます。
でも、この欠員情報を1社ずつ収集するのは大変ですよね。。。焦っているとその心につけこんで実はブラック企業の内定を受諾してしまった、、などということがあっては取り返しがつきません。
この限られたチャンスをものにするためには、リクナビやマイナビなどの一般的なサービスとは異なり、20卒の学生を中心に支援するサービスを利用するのが賢いやり方です。
今日はその中でも特にオススメのサービスを紹介します。
キャリアチケット

キャリアチケットは有名なベンチャーのレバレジーズがやってるサービスです。
転職では一般的なエージェント方式を就活にも適用し、学生にキャリアアドバイザー が付きます。ポイントを次の通り。
- 過去、60,000名の就職支援をしてきたアドバイザーが専任で内定獲得まで個別サポート
- 多数の学生を見てきたアドバイザーが、受かるES、GD、面接ノウハウをこっそりお伝え(内定率が1.2倍になる面接対策プログラム)
- 大手企業のグループ会社、企業向けサービスで高いシェアを誇る安定企業など様々な優良企業
- 多数の企業人事とつながりがあるため、特別推薦枠も多数
実際に働いた経験がないと、どこの企業を選んでいいのかわからないと言う気持ちになっている人も多いはず。
キャリアアドバイザーは、あなたが新卒で入社する会社を一緒になって考えてくれるので、自分に合わない企業に就職してしまうリスクを防げます。ブラック企業に行きたくない人などは必見。
早い人だと1週間くらいで内定が出ている実績もあるようです。
デメリットとしては、1都3県(千葉・埼玉・神奈川)+大阪でしか使えないこと。逆に言えば都心にいる就活生は登録マストです。
キャリアチケットは今一押しのサービスなので、運営元のレバレジーズに取材をしてきました。実際に利用した就活生へのインタビューもあるので、ぜひチェックしてみて下さい。
キャリアチケットは怪しい?運営会社に気になったこと全部聞いてみた
では本日のまとめです。
- 就職浪人は就活の難易度をあげるので絶対やめたほうがいい
- 理由は、社会人になると視野が広がって仕事に求めるものが変わるから
- 20卒が今から就活をするには、出遅れを挽回してくれる就活エージェントを用いるのがベスト(オススメはキャリアチケット)