就活生・転職希望の人はまず読んで欲しい記事まとめ
スタートアップ

大企業からベンチャーへ転職して後悔したことを赤裸々に振り返る

皆さんは次のような悩みをお持ちではないでしょうか。

  • そもそもベンチャーは転職先として良いのか
  • 後悔しないベンチャーの転職の仕方を知りたい

僕は新卒で入った会社を3年で辞めて大企業からベンチャーに転職しました。しかし、今はそのベンチャーも辞めて再び大企業で働いています。

振り返ってみると、ベンチャーでの勤務経験自体は良かったのですが、僕はベンチャーの転職の仕方はかなり失敗したなと後悔しています。

僕の失敗談も踏まえて、ベンチャー転職で後悔しないためのヒントを書きました。これからベンチャーへの転職を検討されている方にはお役に立てると思います。

  • ベンチャーで後悔した実体験
  • 周りの人の後悔した事例
  • ベンチャー転職で後悔しないために重要なこと
  • 後悔しないベンチャーへの転職の流れ

※この記事は転職者向けです。大学生の方向けのベンチャー就職についてはこちらの記事で書いているのでご覧ください。

【後悔の理由】ベンチャー転職前に想像していた成長ができなかった

まずは僕自身を例にして、ベンチャーに入るまでと辞める経緯を書きます。

なぜベンチャーに入ったか

僕は京大卒なので、周りの友達は三菱○○とか、三井○○などのいわゆる財閥系の大企業か、外資系のコンサル・投資銀行にいくのが「就活の勝ち組」という世界でした。

そんな中、

俺は普通の人とは違う選択をするんだ

と勇気を出し、新卒では一般に名の知れていない企業に入りました。

とはいえ一応3,000人ほどいる大企業で、周りにいる先輩もあまり優秀と思えず、起業とかスタートアップへの転職は全く考えてもない雰囲気がヌルく感じられ、

やっぱベンチャーじゃないと自分は成長できない!環境が悪い!

と思って2年半ほどで転職しました。

その時ベンチャーに求めていたものは何か?

転職活動をしていた時には、次のような条件で探していました。

  • 給料は特に上がらなくてもいいし労働時間は伸びてもいい
  • 自分で1から事業を作るような経験ができるところがいい
  • 育成の制度とかが整っていなくてもOK、カオス大歓迎
  • 若くて優秀な社長や経営幹部と一緒に働ける環境がいい

そうして転職活動をして、無事上記の環境が満たせると思った職場を見つけ、無事内定をもらい転職しました。

実際ベンチャーに入ってみてどうだったのか

ベンチャーに入ってみたあとは、想像以上にカオスでした。

そもそも採用時にみた求人情報に書いてあった内容は

あ、もうあの事業はやらないことにした

と言って撤退しており、代わりに違う仕事が降ってきました。それもPCのセットアップだけ習って、あとは放置プレイ。

労働時間は増えることを覚悟して行きましたが、逆に全く忙しくない環境にめちゃめちゃ焦りました。だって17時くらいでもう暇で、定時で帰っていました。

このままだと何のためにベンチャーに入ったのかわからない…

と覚悟を決め、とにかく考えられる範囲で事業を大きくできることは全てやろうと決意しました。

だんだんと自分が主体となって考えて、「こうしておきました」「これ自分にやらせてください」という行動ができるようになると、周りからはとても褒められ、

誰かに許可を取るのではなく、自分で考えて行動することで認められるんだな

というベンチャーの評価基準を体感しました。

なぜベンチャーを辞めて大企業に戻ったのか

そうして自分で考えて、イベントを運営して新規開拓をしたり、営業のためのツールを導入したり、中途社員の採用をしたりと様々な経験を積めたのはとてもいい経験でした。

しかし、ベンチャーの一つのリスクですが、人材の流動性が半端じゃありません。

一緒にやっていた優秀な先輩が、1年ほどの間に

先輩A
先輩A
独立して自分で会社やるわ
先輩B
先輩B
社長が気に入らないからやめるわ
先輩C
先輩C
やっぱり前にいた業界の方が興味あるから転職するわ

と言って次々に人材が入れ替わって行きます(ちなみにベンチャーでは優秀な人ほど退職するのが早い)。

入れ替わりでまた優秀な人材が入ってくればいいですが、僕がいた会社はそうして人材が流出し、それに伴って業績も横ばい。

だんだん僕自身の権限が増え、最終的には社員の給料を決めたり、人員整理の計画を経営陣と一緒に会議で検討していました。

そこで気づいたのは

「権限は増えて自分自身で決めることは増えてるけど、その意思決定の質を担保するためのチェック機能がない」

ということです。ほぼ自分が1人で決めるので、勿論スピード感は大企業とは比べ物にならないくらい早いのですが、

果たして自分のやっている意思決定が本当に質の高いものなのだろうか?

とだんだんと不安に思ってきてしまいました。そして

結局今の自分の実力の中で早く決めているけど、もっと優秀な社員と一緒にやれば深く検討できて、そっちの方が良い意思決定なんじゃないか?

と思い、優秀な社員を常にたくさん抱えていて、きちんと自分の意思決定に穴がないかどうかをチェックする厳しい機能があるところを探し求めて大企業に転職することにしました。

いわゆる「入社前と入社後のギャップ」は、まとめると次の通りです。

  • 給料は特に上がらなくてもいいし労働時間は伸びてもいい→給料は上がってよかったし労働時間はフレキシブルになったので
  • 自分で1から事業を作るような経験ができるところがいい→確かに経験できたが、事業立ち上げはメガベンチャーとかの方がノウハウ、人材、資金面で優れてると実感したので△
  • 育成の制度とかが整っていなくてもOK、カオス大歓迎→想像以上にカオスすぎて×
  • 若くて優秀な社長や経営幹部と一緒に働ける環境がいい→みんな辞めまくるので×

ベンチャーに転職して後悔していた人の実例5選

僕がベンチャーで働いている中で、自社他社含めて色々な人が「ベンチャーに入って後悔した」という声を聞きました。

こういう観点で後悔することあるんだな、と思って見てもらえるといいと思います。

事例1:組織として仕事するというより個人プレー

大手から転職してきてベンチャーに入ったけど、

  • 実現しようとしている世界にあまり価値がない(今やっていることでは時間がかかりすぎる)
  • ビジネスモデル的に微妙(売り上げが大きく立ちにくい)
  • 組織作りとかもやりたいと思ったけど、チームで何かやろうとしているのではなく、個人プレイが多い。

ということで色々想定外だったので退職。

事例2:意外に社員が全然優秀じゃない

もともとIPO目指して入ってきたのに、その気配がない。

また、経営メンバーは優秀だが、他の社員が全然優秀じゃなく、現場が全然回っていない。結果としてレベルが低いことまでカバーしてあげないとダメな環境が不満。

事例3:何でも屋さんになってしまう

器用貧乏になってしまってスキルが身につかない。自分で意思決定する機会は多いが、同時に厳しく意思決定フローをチェックするような機能が会社にないので、意思決定の質が上がらない。

大企業の方がしっかり腰をすえてスキルを身につけれる。

事例4:自律できない人だと誰も指導してくれない

ベンチャーって今時でキラキラしているので入ってきたけど、自分の強みが発揮できない。結果も出てないから給料も上がらないし、結局平社員のままずっといて、30も超えたし、もう転職できない。

事例5:ベンチャーで活躍するための能力が足りない

友人のつてでベンチャーに入ったが、仕事ができずにクビになった。その後どこも雇ってくれるところもなく、フリーターをしている。

ベンチャー転職で後悔しないためには?

次の3点が大事かなと思います。

  • 構造を捉えてベンチャーの傾向を理解する
  • イメージをする努力をサボらない
  • 数多くのベンチャーにあたって、自分の中での「相場感覚」をつける

構造を捉えてベンチャーの傾向を理解する

「ベンチャー企業とは〇〇という特徴がある!」というのは正直ケースバイケースなので言い切れないのですが、ベンチャーの構造を俯瞰して捉えることで「よくある傾向」は理解できると思います。

ベンチャーでの勤務経験を通じて、下記の通り早見表を作ってみました。

項目 何をみる? 何を意味してるの?
社員数 30人以下?100人以下?それ以上? 30人未満:一人が複数の職種を兼務がよくある

100人未満:組織の役割がしっかりしてくるが、まだ全員の顔がわかる感じ

100人以上:組織の運営上、縦割の要素も出てくる

社長の出身企業 大企業出身?ベンチャー 出身?学生企業? 大企業出身だと制度面・組織体系の構築もしっかりしている

ベンチャー出身や学生企業だと、割とノリ重視(良いと思ったビジネスを即試してみるなど)

※どの企業の在籍期間が長いかによって影響値は異なる

事業領域 BtoB?BtoC?相手にしているクライアントはどんな人?

BtoBだとクライアントは法人企業なので、営業はしっかりしている

BtoCだと営業=マーケティング職がやる感じなので、割と柔らかい雰囲気

なお、特に注目しなくていい観点は下記です。

  • 上場目指してます!的なCEOの熱いメッセージ
  • 資金調達額

熱いメッセージは誰でも言えるし、調達額が大きいかどうかはビジネスの成否にあまり関係ないし。

イメージをする努力をサボらない

早見表で大体の特徴がわかると思いますが、それだとまだ自分のなかでイメージが膨らんでいないと思います。

例えば、給料が200万円くらい下がってもOKかを判断するには、その給料で

  • 日常生活をしようと思ったら近所のスーパーでの買い物の仕方は下がるのか?
  • 年に数回の旅行の回数は減るのか?
  • 趣味に使うお金は減らせるのか?

などをなどを具体的に想像する努力をすべきです。

ちなみに、パートナーと一緒にしたほうがいいです。僕もベンチャーで採用担当をしている時、嫁ブロックとかでベンチャーへの転職ができない、というケースがありました。。

いずれ話をすることになるので、どうせなら最初から巻き込んでおきましょう。

自分の中での「相場感覚」をつける

これが最も大事ですが、実際にベンチャーに訪問してみて肌で感じるのが一番早いです。

ベンチャーは大企業とは異なり、カジュアルに面談をする機会を多く設けています。

前に、Wework丸の内に入っているベンチャーにカジュアル面談を申し込んだ時は、オープンスペースでビールを飲みながら、ソファーに座りつつ「どんな感じの業務やってるの?」と聞いていました。

自分に合ったベンチャーを選ぶ方法

そうは言っても自分で大事なポイントを見極めるのは大変…

という気持ち、よく分かります。僕もそうでした。

そこで必要不可欠なのがエージェントとの面談です。

良いエージェントに出会えれば、後悔しない企業選びができ、スキルを高めながら自分のやりたい仕事ができる確率がグッとあがります。

ベンチャーの転職にオススメのエージェントを紹介します。

エージェントも様々ですが、エージェントも合う合わないがあるので、最低でも下記の3社から2社は登録しておきましょう。

ワークポート

ワークポートはIT・WEB業界に強いエージェントです。実際に使った時は、面談後にエージェントとLINEにて気軽にやり取りできるフランクさが魅力でした。

IT・WEB系への転職を考えている際には、他のエージェントと合わせて登録するとベターです。

ワークポートに登録(無料)

リクルートエージェント

リクルートの強みは何と言っても、全国トップの転職支援実績です。

転職に関するノウハウがかなり手厚く、自分の担当についてくれるエージェントの実力に左右されず、良い情報が得られます

  • 職務経歴書の書き方
  • 志望動機の添削
  • 面接対策
  • 自己PRのポイント

などなど、転職活動をする上でやるべきことが細かく型化されているので、登録すれば転職活動の一通りの流れが理解できるでしょう。

リクルートエージェントに登録(無料)

パソナ

パソナリクルートと比べると求人数こそ多くはないですが、全国各地で口コミで言われているように、転職者に対してフォローが丁寧なことでとても有名です。

転職をしたことがない人にとっては、「転職って何から始めていいのかわからない」という状態だと思います。

自分が面談した時も感じましたが、パソナは1つ1つの疑問に丁寧に対応してくれるのが印象的でした。転職が初めての人は必ず登録すべきです。

また、パソナでは業種や職種に特化したセミナーを全国で開催しています。例えば下記のような感じ。

パソナに登録(無料)

なお、パソナの良さについてはこちらの記事でも紹介してます。

エージェントの見極め方のコツ

次の2つの観点から説明します。

  • ハズレはある。だから複数人キープする
  • 良いエージェントの条件

ハズレはある。だから複数人キープする

前提として、エージェントにも当たりハズレがあります。

ただ、事前にエージェントの評判を調べてハズレのエージェントを回避する、、というのは無理です。

だから、リスクヘッジとして複数のエージェントに登録をするのが転職の定石。

1度面談すれば自分と合う、合わないがわかるので、合うエージェントだけ絞ってやりとりを続ければOKです。

良いエージェントの条件はこの3つ

フィーリングが一番大事ですが、次の観点でみると、信頼できるエージェントかどうかの見極めになるでしょう。

  1. 自分の志向に寄り添ってくれるか
  2. 賢いか(話が通じるか)
  3. 経験は豊富か

1.自分の志向に寄り添ってくれるか

基本的にエージェントは「自分が決めたい案件」を求職者に紹介したいと思っています。

信頼できないエージェントは、一般的には良いとされる会社だがあなたの志向に沿わない会社を勧めてきます。例えばこんな感じ。

残業は多くてもいいから成長できる企業がいいな
例えばこの企業はホワイトでとても働きやすいです!おススメです!
(いやそこは重視してないんだけどな。。)

2.賢いか(話が通じるか)

エージェントの賢さは、ヒアリングとその後のキャリアプランの構築時に表れます。

賢いエージェントは、下記がちゃんとできています。

  • 現職の不満や転職の軸をまとまりなく話しても、整理してくれる
  • 将来なりたい状態(ゴール)から逆算して、今何をすべきかを示唆してくれる

3.経験は豊富か

これを言うと若手には優秀な人がいないのか!となってしまいますが、決してそうではないものの、転職は経験した場数がものを言うと思っているので、

  • エージェント自身が転職経験がある
  • 数多くの転職者を支援して業界に精通している

などの経験値が豊かな方が「ハズレ」の確率が低いと思ってます。

自分の大事なキャリアのアドバイザーには、やっぱりちゃんとした人について欲しいですよね。上記の視点を使えば、限りなく「ハズレ」の選択肢を狭めることができると思います。

終わりに:100%失敗しない方法とは

転職において、100%失敗しない方法があります。それは「何も現状を変えないこと」。今いる会社でもそれなりに給料をもらえるし、順調に仕事をしていけば出世していくでしょう。

ただ、その代わり大きな成功もありません。それでいいのか?と自問してみてください。

「失敗したくない」とばかり思っていると、ずっとチャレンジしないことを後悔しませんか?現状の延長線上にはワクワクするキャリアがないことを薄々気づいているからこそ、ここまでお読みいただいたのではないでしょうか。

僕もベンチャーへの転職はとても怖かったです。でもベンチャーは自分を鍛えるにはとても良い環境です。

ベンチャーでのマネージャーの経験や、自分で仕事を創り出す意識を持てたことで、今の事業企画の仕事に繋がっています。

ほんの少しの勇気から、あなたの人生は変わっていきます。ぜひあなた自身の意思で、あなたの未来を変えてください。

では本日のまとめです。

  • ベンチャーへ転職すると様々な後悔があるけど、事前に情報収集すれば防げるものもある
  • 良いエージェントに出会えれば、自分が成長しながらやりたい仕事に出会える確率がグッと上がる
  • オススメのエージェントはワークポートリクルートエージェントパソナなので、ここから最低2社は登録すべき

今すぐに転職を考えていなくてもエージェントに登録をしないと損する理由

皆さんは、次のように思っていないでしょうか?

  • まだ今の仕事で学べることがあるから、転職は考えていないからエージェントには登録してない
  • 転職は興味はあるけど、エージェントに登録するほどでもないかも
  • エージェントに登録すると、面談を受けろとしつこく勧誘されるから面倒臭い
  • エージェントに登録をしなくても、自分で探せる

もしこう考えて、転職エージェントに登録をしていないならば、あなたはキャリアで損をしている可能性があります。

転職エージェントは、転職をしようと思った時に登録をするものではありません。むしろ今の仕事に真剣に取り組むためにも、転職活動をする前から登録をしておくべきものです。

僕は直近で転職意向がなくても、1年に1回は信頼できるエージェントと面談し下記内容を話しています。

  • 直近の転職マーケットの動向
  • 自分が今の会社で身につけているスキルが、他企業からはどう評価されているのか
  • 今後フリーで働いていく為にはどのようなスキルを身につけておけば良いか

転職のみならず、仕事で成功を収める人は、常に自分の取り組んでいる仕事が外部からどのように評価をされるのかを知っています。

実際私も20代で2回転職しており、実際に自分が使って良かったエージェントだけを紹介しています。ぜひご参考にしてください。

\詳細は↓の画像をクリック/