今日はこのような不安を持つ人向けの記事です。
僕も新卒で入った大企業では紙文化だしPCも持ち運び不可、リモートワークも基本禁止とITからはかけ離れた状態でした。そこからITベンチャーに転職するときには「ちゃんとついていけるだろうか」と不安がいっぱいでした。
ただ、結論としてはIT未経験でもベンチャー入社して活躍できる!と自信を持って言えます。僕もアナログの極みである不動産業界出身ですが、ベンチャーで営業成績TOPになり事業責任者になりました。
今日は実体験を基にして下記の内容を解説します。この記事を読むことで「ベンチャーでIT未経験で転職をしても活躍するイメージ」が持てると思います!
- IT未経験でベンチャー入社するとこんな苦労がある
- 苦労を乗り越えるための方法
- 未経験でも活躍しやすいベンチャーの探し方と注意点
Contents
IT未経験だとベンチャー入社後にどんな苦労がある?

社内の用語がわからない
IT未経験だと、まず社内で飛び交っている用語がわからず苦労します。
- そもそもSaasってなに?
- 自然言語解析ってどんな仕組み?
- うちの商品のAIって何がすごいの?
- LTVから逆算してCPAを決めるってどういうこと?
自社のサービスに使われている技術をある程度わかっていないと、お客さんに価値を説明できません。営業でも困ります。
また、社内の会議でも同僚が言っていることの意味すらわからず置いてけぼりになります。
働くスタイルに慣れない
大企業で働いていた時と比べて、ベンチャーでは生産性が高い働き方を常に追求していました。
- リモートワークは各自の判断で効率が上がるのであればOK
- いちいち会議をしない。チャットですむならチャットで確認
- web会議ツールを使って「対面で会わなければならない」時以外はお客さんを訪問しない
これらのスタイルとは真逆の生活を送っていたので、慣れるまでに結構時間がかかりました。
仕事の進め方に慣れない
ベンチャーでの仕事の進め方は大企業とは全く違います。基本的に上司への確認という作業はほぼなく、今何をするべきかを自分が判断してすぐに実行するというスピード感が何より重視されました。
また、大企業では期初に自分がやるべき担当業務が割り振られていたのに比べて、自分が課題を設定して「今期はこのサービスでXX億円の売上を作る!」と決めないと本当に暇です。
IT未経験を乗り越えるための6つの方法
皆さんは「量質転換」という概念をご存知でしょうか。
未経験の壁を乗り越えるために裏技的なものはなく、とにかく行動量を増やすしかないです。行動量を増やしていくうちに、工夫を凝らすことで次第に仕事の質が向上するという考えです。
根性論ぽいですが、いきなり最初からやったことないことを完璧にできると思う方が傲慢ですよね。
ここでは、僕が実際に行った「未経験を乗り越えるための6つの方法」をご紹介します!
1.自社のサービスを支える関連技術の入門書籍を読む
僕はAI系のスタートアップで、自社プロダクトでも「AIを活用して業務を効率化!」的な内容で営業していました。
でも僕は「そもそも機械学習って何?」という状態。さすがにやばいと思って、AIの権威である東大の松尾教授の本を読んで勉強しました。
もしマーケティング系であれば、「マーケティング×初心者」とかでググって出てくるamazonの本をとりあえず5冊くらい買ってひたすら読むと思います。
2.エンジニアをご飯に誘って質問に答えてもらう
エンジニアに実際に今使われている技術を聞くことです。
自分から「教えてください」といってランチに誘ったり、エンジニアの勉強会の手伝いをするといって勉強会に参加してみると良いでしょう。
3.ググる
同僚のエンジニアに言われたことなのですが「エンジニアの力はググり力に比例する」と言われています。これはビジネスサイドの人も「ググり力」は同じく重要です。
わからないことがあったらまずはググって調べてみましょう、そうやって解決策を自分で見つけることも実力のうち、と言うことです。
幸いwebには初心者向けの記事がたくさん出ています。それを参考にしてから周りの人に質問すると「この人はちゃんと勉強してから質問してるんだな」と思われて好印象です。
4.社内の人と議論する
何か新しいことを身につけたかったら、身につけた知識をアウトプットすることです。
まずは誰かの借り物の知識で全然OKです。とにかく話をしてみましょう。
5.社外のセミナーに出たり人と会う
ベンチャー界隈で開かれるセミナーは次のようなサービスで申し込めます。基本は無料のものが多いです。
compass|IT勉強会が数多く開かれているプラットフォーム。
ピーテックス|イベントチケット販売プラットフォーム。IT以外もたくさんあります
テックプレイ|IT勉強会プラットフォーム。大規模なカンファレンスもあります
たぶんですが、最初は発言内容が意味不明かもしれません。でも、内容理解できなくても、業界の雰囲気を自分の感覚で知れるのがとても重要です。
コミュニケーション力にもう少し自信がある人は、対面で話を聞きに行くのも良いでしょう。
例えばyentaは、ベンチャー界隈で働く人が、情報交換や採用のために登録してる完全審査制のビジネスSNS。
他のITベンチャーに勤務する人に話を聞きにいくことで、ベンチャー界隈のトレンドがより理解できるでしょう。
6.プログラミングする
今では無料でプログラミングの勉強ができる様々なツールがあります。
エンジニアにならなくても、エンジニアとの会話の際に用語を理解できたり、今の技術でどんなことができるのかの感覚を持っておくことで働きやすさがグッと上がります。
Progateやドットインストールが有名です。あとは「プログラミング 無料 勉強」とかでググりましょう。入社してからエンジニアの同僚に相談すれば、いくらでも教えてくれます。
1.自社のサービスを支えている関連技術の入門書籍を読む
2.エンジニアをご飯に誘って質問に答えてもらう
3.ググる
4.社内の人と議論する
5.社外のセミナーに出たり人と会う
6.プログラミングする
IT未経験でのベンチャー転職の注意点
前提として、ベンチャーに転職する時点でIT未経験と言うのは珍しくありません。
基本的にベンチャーは中途採用を中心に人員拡大しますが、「転職は同じ業界からじゃないとNG」などの縛りを設けてしまっていては人が集まらないからです。
ただし、注意点が2つあります。
1.同じ未経験なら年次が若い人が優遇される
同じ未経験の次の2人がいたら、どちらが採用されやすいでしょうか?
IT未経験、社会人2年目のAさん(24歳)
IT未経験、社会人8年目のBさん(30歳)
未経験枠としては、多くのベンチャーではAさんを採用します。なぜなら使い勝手が良いからです。
若者の方がITへの感度が高い、という点も多少ありますが、未経験での転職になるとどうしても年収は低くなります(即戦力とはならないため)。
Bさんは社会人8年目なので現職で一定の給料もらっているはず。そこからの年収ダウンを受け入れての転職はなかなか非現実的です。また、家庭があれば働き方についても制限があるかもしれません。
なので採用する側も未経験枠であればAさんのような若手を採用する傾向にあります(もちろん何か特殊なスキルや経験があれば別です)。
2.離職率の高い大量採用している会社には注意
いくら未経験がOKといっても、離職率の高いポジションで大量採用する会社は気をつけたほうがよいです。
例えばweb広告代理店などは、業界特性上長時間労働になりがち。openworkの調査では広告代理店は残業時間ランキングで第2位です。
長時間労働が原因で、他の企業よりも離職率は高い傾向にあります。
その高い離職率をカバーするために「未経験歓迎せざるを得ない」採用環境になっているとも言えるので、注意が必要です。入社しても長時間労働で心身ともに削られてしまいます。
まとめ|未経験での転職なら早めの行動が吉
繰り返しになりますが、年次が若ければ若いほど未経験でも採用されやすいのは事実です。
逆にいえば年次を重ねる毎に、未経験での採用ハードルはあがるということ。年次を重ねるごとに経験や実績が重視されるからです。
もし今の環境を変えたいけど未経験で不安、、と思ってるならば、いまが人生で最も若いので、早めに動くのが吉です。
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今すぐに転職を考えていなくてもエージェントに登録をしないと損する理由
皆さんは、次のように思っていないでしょうか?
- まだ今の仕事で学べることがあるから、転職は考えていないからエージェントには登録してない
- 転職は興味はあるけど、エージェントに登録するほどでもないかも
- エージェントに登録すると、面談を受けろとしつこく勧誘されるから面倒臭い
- エージェントに登録をしなくても、自分で探せる
もしこう考えて、転職エージェントに登録をしていないならば、あなたはキャリアで損をしている可能性があります。
転職エージェントは、転職をしようと思った時に登録をするものではありません。むしろ今の仕事に真剣に取り組むためにも、転職活動をする前から登録をしておくべきものです。
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