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就活生時代に知っておきたかった、新卒採用現場の裏側

どうも、トニー(@lesson_now)です。

今日は、僕が就活生時代に知っておきたかった、新卒採用現場の裏側をお伝えします。

あの頃の僕に伝えたかったことをまとめると、

「採用もビジネスなので採用する側の思惑がある。それを知っておかないと就活が非効率になる」

と言う一言に尽きます。

予め言うと、この記事は就活のハウツーを語る記事ではありません。

「採用はビジネスである」と言うことを明らかにした上で、学生はどんな心構えで就活に望めば後悔しない選択ができるかと言う心構えを持つための記事です。

探しても探しても見つからなかった「やりたい仕事」

僕は大学3年生の頃「自分のやりたい仕事ってなんだろう」と真剣に考えました。

たくさんビジネス本を読み、大学の先輩に会って質問し、採用イベントに行きました。それでもやりたい仕事が見つからず日々悶々としていました。

「やりたい仕事がこれだ!」と見つかっている友達を羨ましいと思ったし、「やりたいことなんてなくても内定とかもらえるでしょ」と言って器用に人気企業から内定をバンバンとっていた同期を妬んでいました。

その時の経緯はこちらに詳しく書いたので、参考にしてください。

とにかく僕は、自分がやりたい仕事が見つけられないことで就活に失敗したと負い目を感じていました

就活当時、あまりに幼稚な自己分析だった

当時大学3年生の冬。就活真っ只中だった僕はこう思っていました。

自分はやりたいことはないけど、ありたい姿はある。だからありたい姿に近い人が多い職場に行こう

だから、自分がなりたい姿に近い人が多い職場かどうかを、その会社の社員に会いまくって判断していました。1社あたり多いところだと15人とか。

今思うと、この「ヒト理由」の企業選びはかなりリスクがあるのですが、その時は精一杯考えた結論でした。幼稚だったなあ…。

皆さんのなかで「XXさんがいるから一緒に働きたいと思った」「XXのような人たちと一緒に働きたい」という理由で選ぼうとしているなら、正直危険なのでオススメしません。理由は次の2つです。

数値化されてないので、極めて感覚的な判断にならざるを得ない

志望企業にどんな人材がいるのか、と言うデータはほとんど数値化されていません。

その会社の「カラー」は確かになんとなくありますが、せいぜい「インフラ系の企業はお堅い人が多いし、ベンチャーはイケイケの若い優秀そうな人が多い」とかそのくらいでしょう。

大企業であればなおさら、会社にはいろんな人がいます。どんなに儲かっていて日本で有名な会社に勤めている人でも、全然仕事できない給料泥棒のようなおっさんはいます。

「XXな人がたくさんいる職場がいい」と言うのは、そもそも会社には多様な人がいる集合体なので、企業を絞り込むフィルターになり得ません。

あなたが目指している人が退職(異動)するかも

また、ベンチャー企業では「XXさんと一緒に働きたいと思いました」といって、入社する頃にはその人は退職している、なんてのはあるあるです。

また大企業も、採用イベントで会社の説明をしてくれたリクルーターの人は優秀なので、ああ言う人と一緒に働きたい!と思っても、そもそも自分が違う部署にいくかもしれないし、その人自身も違う部署を転々とする可能性があります。

これまでの話をまとめます。

  • 「ヒト要因」で会社を選ぶのは不確実なので、やめたほうがいい
  • 就活時に話を聞いた職場環境が、あなたが実際に働く環境と一緒とは限らない

採用する側に回ってわかった採用現場の裏側

採用だってビジネスです。もちろん採用チームにも目標がありますし、会議では次のようなことを細かく決めています。

欲しい学生像の定義

  • 新しい事業を作ることにワクワクするようなチャレンジ精神がある人
  • 若くから裁量をもって働きたいと考える成長意欲が高い人

その定義の訴求方法

  • 若くから新規事業に携わっている社員を説明会時に呼ぶ
  • 3年目でもマネージャーになってる事例をパンフレットに掲載する
  • 声を上げれば新規事業を作れる文化がある事例を紹介するムービーを作りHP上にUPする

歩留まりの設定

  • 母集団のリーチ数(何人が応募してくるか)
  • 書類通過率
  • 1次面接通過率
  • 2次面接通過率
  • 最終面接通過(内定)率
  • 内定受諾率

それぞれどの指標が悪いかに応じて、打ち手を変えていきます。例えば、内定数が目標を下回る場合は、

  • 学生向けのセミナーを増やす
  • 就活フェアなどに出展する
  • リクナビなどメディアへの広告出稿料の予算を増やし、特集を組む

などの施策を考えると思います。

選考を厳しくしすぎるとそれぞれの歩留まりが悪くなりますが、逆に甘くすると能力の低い社員を採用することになってしまいますので悩ましいですね。

上記はあくまで簡易的に書きましたが、皆さんが思っているよりも採用は「ビジネス」です。

就活にはルールがある

amazonのブランディング戦略

皆さんはAmazonと聞いてどんな印象を思い浮かべますか?

頼んだら翌日には欲しいものを届けてくれるサービス、全世界で有名なIT企業、世界一のクラウドサーバーを持っている、アレクサ、など色々あると思います。

実際悪い印象を持っている人は少ないと思いますが、amazonが顧客に安いサービスを提供するために卸業者やメーカーから商品の仕入れ値段をかなり安く買い叩いていることは業界内外で有名です。

なので、もちろんメーカーの中にはamazonをよく思っていない人も多いと思います。

でも一般消費者は便益を享受しているので、むしろ革新的な企業というポジティブな印象でしょう。

これはamazonの悪口を言いたいわけではなく、我々のamazonの認識はamazonによるブランディングによって企業へのイメージを形成しています。そして、就活中に出会う企業のサイト、パンフレット、リクルーターも同じ役割を果たしています。

あなたの印象は操作されている

リクルーターは採用チームから「こういう風に会社のイメージを伝えてくれ」という指令がきます。それに沿ってリクルーターも学生へのメッセージを変えます。

リクルーターが学生から質問をされて答える時も、嘘はつかないものの、学生に会社の価値が訴求されるような答え方をします。だから、学生が会社に入って「最初にイメージしていた環境と違う」と言って気持ちが萎えるのもわかります。

どうしても学生はきらびやかな側面だけに注目して、その裏側の泥臭い作業とかはイメージしきれていないためです。

ブレない判断基準を持つ方法

これを見抜くためには、ビジネス構造と人間のインセンティブ(動機)を理解する必要があります。

【ビジネス構造】

  • なぜその会社が儲かっているのか
  • どこに競争優位があるのか
  • その優位性は持続可能なのか
  • 今後のその会社が属する業界はどう変化するのか

【インセンティブ】

  • なぜ目の前の人は、自分にこの会社に入るように勧めてくるのか
  • 自分が志望企業で働く人々の労働のインセンティブは何か(給料、個人の成長、社会の変革、地元貢献…etc)
  • そのインセンティブは自分にも合っているか

これらを見極めましょう。全てを深く理解することは難しいですが、それでも頑張って理解をしようと努め、自分なりに納得のいくまで情報収集をした上で決断することが納得感の高い決断に繋がります

終わりに〜考えることを諦めるな〜

就活をしていると「考えても自分のやりたいことがわからない」と途方にくれることがあります。でも「考える=机に向かって紙に書き出す」ではありません。

自分で小さなビジネスをしてみる、先輩に話を聞きにいく、インターンをしてみる、旅行に行ってみる。

とにかく外部の刺激に振れまくってください。そして毛穴を全開にして自分が感じる感覚を書き留めてください。全てはあなた自身がどんな人でどんなことに喜びを感じ、どんな風に生きていきたいのかの解像度を上げる作業です。

人生で最初で最後の新卒の就活。どの企業に行ったら正解だったかは後からにならないとわかりません。でもその瞬間の見える景色の範囲で、自分がどういきたいかを納得して決断をすることが重要です。

成長して見える景色が広がったら、またその時に自分にあった働き方を考えたらOK。だから企業選びそのものにはあまり固執しなくて大丈夫です。

皆さんの就活が納得のいくものになるよう心から願っています^^

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