こんにちは。今日は無事に内定が出た後の話です。
転職活動をしてまもない人からすれば、「内定が出たなんて羨ましい!」「もう転職活動は終わりだね!おめでとう!」という感覚かもしれませんが、そんなことありません。まだ6合名くらいです。
たくさん準備して何回も通った会社の面接を終え、志望している会社から内定通知の連絡がくる。
この瞬間はとても嬉しい反面、同時に「本当にこれでいいのだろうか」という考えが急に出てくるものです。人間って現金ですよね。。
たとえば、私も実際にこんな感じで迷いました。
- やっぱり今の会社のほうがいいんじゃないだろうか
- 2つ内定をもらったけど、どっちがいい会社なんだろうか
- 内定が欲しいからといって転職先に求める条件を妥協してはいないか
このように悩んで不安になってしまうことは、誰にでもよくあります。
自分に決断力がないとか決して思わないで下さい。
私も実際初めての転職の際には、内定が出てからの方が逆に悩みました。
あれだけ今いる会社がいやだから速攻転職したいと思っていたのに、いざ本当に転職のゴールが見えると不安になって、やっぱり転職しない方がいいのかも…と思ってしまいました。
誰もがこの基準で選べば転職間違いなし!というような魔法はありません。
この記事を読んだら、あなた自身が納得のいく決断ができるような考え方を知っていただけると思います。
Contents
内定がでた後に悩んだ時にはどうする?
悩んだ時のスタンス【最重要】
まずは、絶対に心の底に持っていてほしいスタンスがあります。それは
どんな選択肢も正解はない。正解にする覚悟を持つ
というものです。
転職前は魅力的に見えた会社も、実際に入って見たら外からは見えなかった悪い点が出てきます。
また、入った時には不満はなかったけど、何年か働くうちに会社の状況や自分の人生のプランが変わることで、やっぱり自分に合ってないような会社になることもあります。
この世に完璧な会社などなく、選んだ選択肢を正解にしていくしかありません。
この覚悟がないと、ずっと会社に対して文句をいうばかりのダメ社員になり人生詰みます。
これではまるで、ずーっと「理想の人がいないのよね」と言って、結婚できずに歳をとるオジサンオバハンになってしまいます。
なぜ転職したかったのかを対話を通じて振り返る
自分がなぜ転職をしたかったのか、をスラスラ言えますか?
また言えた人も、面接用に練習をした言葉ではなく、本心から言えますか?
面接では多少なりとも聞こえのいいように、転職理由を取り繕うことがあると思います。
それは何も悪いことでもなんでもなく、面接のテクニックなのでいいのですが、
本当に心からそう思っていますか?ということを改めて内定後に自分に問いかけることが重要です。
これは一人で考えるのではなく、頼りになる社会人の先輩や、よく話を聞いてくれる友人に直接時間をとって会ってもらって話をすることをオススメします。
この時に注意するべきことは、彼らから意見をもらうというより、対話を通じて自分の言葉を確認したり、言っていることを整理してもらうだけに留める、ということです。
ここで仲のいい先輩から「転職やめておいた方がいいぞ」と言われてしまうと、
自分の自信が揺らいでしまいます。
よほどその人があなたの転職理由・あなたのキャリアの志向性・転職しようとしている先の会社の特徴やほしい人材要件などを熟知しているなら別です。
しかしほとんどの場合は、世間的な噂や常識の中で「転職すべき/しないべき」を発言していると思います。
僕が転職の相談を受けたら、転職エージェントでもなんでもないので、転職すべきかどうかは絶対言いません。その代わりに、転職することとしないことのメリットデメリットは僕なりに考えて伝えると思います。
転職すべきかどうかを点数化するワークシートなどもありますが、どちらかというと優先順位は低くしてOKかと思います。
なぜなら、個人的にはワークシートをやったところで決める材料にならないと思っているからです。
たとえば、「今の自分の会社が50点、転職先が58点、よし転職しよう」という意思決定をするイメージがありますか?僕はあまりありませんが。
それよりも、対話の中で自分の考えがどのくらい強固なのか、覚悟があるのかを確認した方が決心がつきやすいと思う。
私も実際に初めて転職をする際に対話を通じて自分の意思を確認しました。
傾聴力の高い戦略コンサルタント(今回の場合には最適な人材)に時間をもらい、ひたすらカフェで3時間くらい話に付き合ってもらいました。
そこで話したのは、次のような話題です。
- なぜ転職をするのか
- 転職に際して大事にしている軸は何か
- 内定をもらった会社はどういう点で魅力を感じているのか
- 2社から内定をもらったのだが、迷っているポイントはどこか
友人には、僕が曖昧な表現をしている部分は、適宜ツッコミを入れてもらったりしました。
そうしていくと、面白いくらい自分に自信がない転職理由は人に説明できないんですね。
こうして自分の言葉で話していくと、本当に心から思っていることと、実は自信がない部分がはっきりとわかります。
このようにして、対話を通じて自分が本当に転職で実現したかったことはなんなのかを
改めて内定後に明確にしていくことが重要です。
内定先に返事を待ってもらうためには
内定先からは、おそらく早く返事を出せと言われると思います。これは逆の立場になって想像してみてば当然なのですが、会社は人が足りないから求人を出しているわけで、来てもらえるならば1日でも早く来て欲しいと思っています。
とは言っても、転職者の都合は都合としてありますよね。
webで調べてもらえば書いてありますが、「どのくらいまで内定の返事を待たせていいの?」というのは相場は1ヶ月程度かと思います。
でもあくまで相場なので、もっと早く返事を求められることもあります。
私も2回目の転職の際には、某メガベンチャーから「内定から2週間で返事を出せ」と言われました。
ちなみに、1社しか選考を受けてないと早く返事出せよ、となりますが、2社以上受けていれば返事を待ってもらうための良い言い訳ができます。
「他の会社も選考を受けていて、正直迷っているので、そちらの選考が終わってから最終判断させてもらえないか。そっちの最終選考はX月X日に終わるので…」
という感じですね。
転職理由を振り返るのは、転職先を決めるためだけではない
正直、上に書いたように転職理由を改めて深掘りしなくても、エイっと決めることはできちゃいます。
ただし、僕自身が身を持って失敗していますのでオススメしません。
転職した後の会社で一生あなたが働くとは限りません。
転職先の会社で何か想定していなかったしんどいことが起きたり、また転職をするタイミングに迫れられることもあるでしょう。
その時に、自分がなぜこの転職をしたのかをはっきり思い出せないと、この先もなんとなくの転職を繰り返すことになってしまいます。
私もいま3社目で、また将来転職をすると思いますが、その時その時で転職した理由をメモに書き残しています。
転職するときにその理由を自分の言葉ではっきりさせておくと、転職先で辛いことがあっても、自分が決めた道だから、と覚悟を持って踏ん張ることができます。
それでは、今日のまとめです。
内定が出ただけではまだ転職活動の6号目
なぜ転職をしようとしたのか、対話を通じて確認すべし
転職の決断ができるだけでなく、入社後も迷った時の指針になる
今すぐに転職を考えていなくてもエージェントに登録をしないと損する理由
皆さんは、次のように思っていないでしょうか?
- まだ今の仕事で学べることがあるから、転職は考えていないからエージェントには登録してない
- 転職は興味はあるけど、エージェントに登録するほどでもないかも
- エージェントに登録すると、面談を受けろとしつこく勧誘されるから面倒臭い
- エージェントに登録をしなくても、自分で探せる
もしこう考えて、転職エージェントに登録をしていないならば、あなたはキャリアで損をしている可能性があります。
転職エージェントは、転職をしようと思った時に登録をするものではありません。むしろ今の仕事に真剣に取り組むためにも、転職活動をする前から登録をしておくべきものです。
僕は直近で転職意向がなくても、1年に1回は信頼できるエージェントと面談し下記内容を話しています。
- 直近の転職マーケットの動向
- 自分が今の会社で身につけているスキルが、他企業からはどう評価されているのか
- 今後フリーで働いていく為にはどのようなスキルを身につけておけば良いか
転職のみならず、仕事で成功を収める人は、常に自分の取り組んでいる仕事が外部からどのように評価をされるのかを知っています。
実際私も20代で2回転職しており、実際に自分が使って良かったエージェントだけを紹介しています。ぜひご参考にしてください。
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