20代で2回転職していますが、もし僕が3回目の転職をするとなると面接官の印象は良くないから綿密に作戦を練ります。
20代の転職の実態と、具体的に自分だったらどういう作戦を立てるのかを書いていきます。
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20代の転職回数の実態
転職サイトのリクナビNEXTによれば、20代の転職回数は次のような感じになっています。

出典:リクナビNEXTより筆者作成
ここから言えることは、ざっくりこんな感じでしょうか。
・1回でも転職したことがある人でも全体の1/4以下
・転職経験が3回を超える人はかなり少数派
・よって企業側からすると、20代で3回目の転職をするのはかなりレアケースで理由を深掘りされることが想定される
元面接官が語る、書類選考で見てたポイント
と思ってるとしたら、大きな間違いです。
面接担当は書類に書いてある情報から、その人となりや性格をある程度想像した上で面接に望んでいます。
具体的に見ていきましょう。
学歴(高校と大学)
大学ももちろん見るのですが、高校まで遡ることでその人の育ってきた環境を想像できます。
例えば、田舎の公立高校でそんなに偏差値が高くないのに、大学の学歴偏差値が高ければ、高校生の時に何かがあって奮起して受験勉強頑張ったのかなあ?とか想像します。
これまで勤めていた会社
例えば新卒で入った会社を見て、出身大学からその企業に行くというのがどのような意味を持つのかを想像します。
前職のベンチャー企業で採用面接をしていた時、面接にきた人がとある地方の都市銀行でした。
出身高校からするに、大学卒業後Uターンをして就職をしたっぽいのですが、なぜ新卒でその会社に入ってからベンチャーに行きたいと思うようになったのかな?とかが気になります
例えば、このようなキャリアを経ている人がベンチャーの面接に来て
と言っていたら、
という風に、より発言の真意を確かめたくなります。
転職回数
転職理由によりますが、20代で3回以上の転職をしていたら気になります。
先ほどもあったように、転職回数は20代では3回以上転職している割合が2%なので、確かに過去に転職を2回もしてると気にはなりますが、
正直それだけで落とすということはありません。
(もちろん、いわゆる日系財閥の大手企業だと転職が一般的ではないため、転職回数が多いことをキャリアの傷と捉えるような会社もありますが、それはごく一部です)
全ては転職理由次第です。
転職の理由によっては転職が1回だったとしても「この人はまたすぐに辞めるかもしれないから採用はやめておこう」となりますし、逆に転職理由にストーリーがあれば、「確かに回数は多いが、転職の意思決定に納得感があるから問題ないか」という風になります。
では、どんな転職理由だったら面接官はよいのでしょうか。
面接で必ず聞くポイント
過去の転職理由
これまでの転職理由に一貫性があるのかどうかをみます。
業界や職種が変わっていることは問題ないのですが、その時にどのような意図をもって転職活動をしたかどうかが重要です。
今回の転職理由
前職のベンチャーで、新卒と中途の採用してたのですが、その時には過去の転職に自分の意思決定の癖が現れます。
「これから御社でxxしていきたいです!」と口ではいくらでも言えるが、過去の意思決定は事実としてあるのでごまかせません。
だからそこを中心に聞くようにしていました。
採用担当は転職のロジックを求める。ロジックが通っていれば3回目の転職でもOK
なぜなら「転職の回数多いけどこの候補者大丈夫なの?」と社内で絶対議論になるから。
だから、採用担当が説明をできるような転職理由を構築しよう。
転職初心者でよくあるダメな転職理由
中途採用の面接をしていると、その転職理由じゃあ面接官としては通すわけには行かないよね、という候補者にたくさんあってきました。
良い転職理由は様々ですが、ダメな転職理由ははっきりしているもの。次にまとめてみました。
給料が少なかった
例:給与が同年代と比べてもかなり少なく、同じ仕事をするのであればもう少し給与をもらえる環境がよいと思って転職を考えてます。
労働時間が多い/休みが少ないなど環境が悪かった
土日も休みなく働く職場で、もう少し自分の時間を確保できるような環境を探して転職活動をしています。
職場の人間関係が悪かった
例:上司が自分の立場や状況をあまり考えてくれないので、働きにくい環境だった。そのためより人間関係がよい場所で働きたいと思っています。
これらは転職理由の中でもよくある理由ですが、面接だったら高確率で落とされます。
なぜでしょうか?
転職理由を自分だけで考えるのは危険
なぜ上のような転職理由になってしまうのでしょうか?
それは、転職理由を自分視点でしか考えていないからです。
よく転職記事では
「転職理由はある程度正直に。でも本音は言い過ぎないように注意」
と書いてあります。
と思いませんか。僕はこれで相当悩まされました。
自分で面接官もやってわかったのが、面接官視点に立って話してるかどうかが大きな合否の分岐点であるということです。
現状に不満があると、どうしても「今の会社のここが嫌だ」という感情が先に立ってしまいます。
そうすると、自分はそのつもりがなくても面接官側からすると「この人はネガティブな理由で転職をしたいと思っているな」という印象を持たれてしまいます。
自分の中で転職をしたい理由を一通り書き出したら、その後必ず転職エージェントにレビューをしてもらいましょう。
自分がどう思うかではなく、企業の人事担当から見て客観的に聞こえるかどうか、が重要
転職エージェントをうまく利用して、次こそ自分に合う職場を見つける方法
という人は、転職エージェントの使い方を間違っている可能性が高いです。
下の記事では、エージェントのうまく活用する上での心構えを書いてあります。
この考えを知っておくかどうかで、転職時に大きな差になる大事な考え方です。

オススメの転職エージェント2選
【前提】転職エージェントは最低でも2社登録すべし
まずはどこのエージェントがいいか議論の前に、最低でも2社は登録しましょう。
理由はシンプルで「自分にあったエージェントに出会える確率を高めるため」です。
以下でご紹介するのは、実際に自分が使ってよかった転職エージェントなのでオススメできるのですが、正直全員が良いエージェントに対応してもらえると言うことはありません。
自分の成績を上げるためにあなたに合わない企業でも転職を進めるような悪いエージェントもいます。このことを知らなくて損をするのはあなた自身です。
自分の人生を棒に振られないように、
肌に合わなかったらすぐに別のエージェントに相談する!というのを徹底してください。
【面談経験有】オススメ転職エージェント2選
下記で紹介する企業は私も実際に面談をしてもらったことがあります。
転職エージェントはかなりたくさんあるのですが、この2社は大手だし実績も豊富なので、安心して使っていただけると思います。
①パソナキャリア
パソナキャリアは対応がとても丁寧なことで有名です。
対応の丁寧さは他のサイトでも紹介されているので、恐らく型化をされているのでしょう。
東京では、定期的に自己分析セミナーを開催してくれているので、まずは1対1でエージェントと会うのが嫌ならば、セミナーから行ってみるのもありかもしれませんね。
②リクルートエージェント
リクルートは業界最大手で、掲載件数がもっとも多いことで有名です。
また、掲載件数が多い=転職支援回数が多いので、転職の初心者がつまづくポイントが体系化されています。リクルートの転職サイトでは、まずはエージェントに会う前に自分の強みを把握することができます。
また、繰り返しですが、エージェントがたくさんいるので自分に合ってないと思ったら、すぐに別の転職エージェントにコンタクトを取りましょう。
今すぐに転職を考えていなくてもエージェントに登録をしないと損する理由
皆さんは、次のように思っていないでしょうか?
- まだ今の仕事で学べることがあるから、転職は考えていないからエージェントには登録してない
- 転職は興味はあるけど、エージェントに登録するほどでもないかも
- エージェントに登録すると、面談を受けろとしつこく勧誘されるから面倒臭い
- エージェントに登録をしなくても、自分で探せる
もしこう考えて、転職エージェントに登録をしていないならば、あなたはキャリアで損をしている可能性があります。
転職エージェントは、転職をしようと思った時に登録をするものではありません。むしろ今の仕事に真剣に取り組むためにも、転職活動をする前から登録をしておくべきものです。
僕は直近で転職意向がなくても、1年に1回は信頼できるエージェントと面談し下記内容を話しています。
- 直近の転職マーケットの動向
- 自分が今の会社で身につけているスキルが、他企業からはどう評価されているのか
- 今後フリーで働いていく為にはどのようなスキルを身につけておけば良いか
転職のみならず、仕事で成功を収める人は、常に自分の取り組んでいる仕事が外部からどのように評価をされるのかを知っています。
実際私も20代で2回転職しており、実際に自分が使って良かったエージェントだけを紹介しています。ぜひご参考にしてください。
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