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仕事を辞める決断をするまでの540日間の軌跡

仕事を辞める決断って、本当に悩ましいですよね。

今日は自分自身の転職経験を振り返ってみて、どのように辞める決断をしたのか一部始終を紹介したいと思います。

プロローグ〜ようやく辞められる〜

最終出社日を迎えた俺は、これから始まる新しい生活のワクワクよりも、長かった転職活動を終えられることに心底安堵していた。

新卒で入った会社で働いて約2年半。僕は大企業を辞めてベンチャー企業に行く決意をした。かれこれ「会社辞めたい」と思ってから1年半以上は経っていたと思う。

 

世の中には、仕事を辞めたいと思ってもズルズル同じ職場で働き続けてしまっている人がたくさんいると思う。実際に僕もそうだった。

 

今日は20代の1人の男が、実際に仕事を辞めるまでにかかった1年半の長い道のりを振り返ってみる。

 

  • 新卒で入った会社が自分に合わない
  • でも辞めるのは辞めるでなんか負けた気がする
  • もっと自分は今の職場でできるはずなのに成果が出ていない

 

そんな人がこの記事を読んで、少しでも共感してもらえる部分があれば幸いである。

やめたいと最初に思ったとき

 

「こんなはずじゃなかった」入社以来仕事で失敗するたびにそう思うようになっていた。

新卒で入った会社は大手の不動産会社。憧れの東京勤務と都会での新生活に胸を踊らせていたし、同期では一番自分が賢いと思っていた。なにせ就活の時は失敗して、ぜひきてくれと言われて入ってあげた会社なんだから。俺が活躍できないわけがないと思っていた。

でも、現実はそんなに甘くなかった。

辞めたいと最初に思ったのは、メンターの4年目の先輩に仕事ができないことを指摘して怒られた時だった。言ってることはわかるが、なぜそこまで仕事に対して真剣に向き合わなければならないのか、わからなかった。

次第にお客様のためになるかどうかよりも、メンターにどうすれば怒られないかということを考えるようになっていた。

怒られないように行動するとか本質じゃないしかっこ悪い、と心の中では思いながらも、

それでも仕事に向かう気持ちは前向きにはなれなかった。

広がる同期との差

 

研修で会ったときには横一列だった時も、それぞれの部署に配属されて別々の仕事をしていく中で、だんだん評価されている奴ととそうでない奴との違いが出てきた。

 

僕はまだ基礎的な仕事の進め方で怒られているのに、同期は自分よりも難しそうな仕事を任されている。ただそれが悔しかった。

 

それでも気合いを入れて頑張ろうと思っても、何をどう頑張っていいのかよくわからず空回りする日々は続いた。お客さんからも評判は良くなく、ある人は「担当を変えてくれ」と上司に言ってきた。

 

インターネット常に溢れる「俺も最初は苦労した」などの記事を読んでは、「最初だから仕事はできなくて当たり前だ」と自分を慰めた。

踏ん張ろうと決意

会社の先輩は優しい人が多かった。仕事の相談をしたいと言うと快く付き合ってくれる人たちばかり。

相談していると「まあまだ1年目なんだからできなくてもしょうがないよ」と言われ、そこで安心をしていた。

途中から飲み会をすることは今の自分に必要だと言い聞かせ、週に4,5日飲んでいた。

 

飲み会では毎回先輩の新人時代のエピソードをきく。今思えばだが、人からアドバイスをもらって有効なのは、前提として自分が普段から全力を出して考えぬいているからこそなのだが、アドバイスをもらうだけである程度仕事が改善したような気持ちになっていた。

 

次の日の仕事で、昨日先輩からもらったアドバイスを実践をしてみようと思うものの、根本的な自分の仕事への姿勢がすぐ変わるわけでもなく、しばらくするとまだ元に戻ってしまっていた。どうしようもないバカである。

友達との比較

平日のストレスを発散するように金曜日の夜から土日にかけては友達と遊びまくった。

飲んでカラオケ行って騒いで真面目な話はあえて聞くのをやめた。

 

なぜならその友達たちは自分の今の会社で満足しながら働いているから。

友達とプライベートであったとき、グチを言う友達に会うと安心する。

仕事が楽しい、成果出してる、と言う友達を見ると、嫉妬心が湧き出てきてその場が楽しく無くなる。

仕事はつまらないもの。自分もそうだし、みんな我慢して働いてる。仕事が楽しいと思ったことなんて一度もない。みんなそうだろ?

なぜこいつだけがこんなに楽しそうに仕事をしているのか

そして成果も出してお金ももらってるのか

大学時代は実力がそんなに来れなかった子なのになぜこんなに変わってしまうのか

そんな嫉妬を相手に持っている自分自身に嫌気がさして、ますます自分の境遇を恨んだ。

そうだ、これは俺が悪いわけではない。環境のせいなんだ。環境を変えればきっと変わるはずだ。

運命の出会いを探い社外でのつながりを増やす

当時の自分は、何か仕事には秘訣があって、その情報を手に入れれば自分の仕事に対する考えが急に変わって、一気にモチベーションが上がり仕事ができるようになると思っていた。他責思考も甚だしいが、本当に信じ込んでいた。

この頃は仕事をどう効率的に進めるのか、ロジカルシンキングはどうやってやるのか、社会人1年目はどう振舞うべきなのかなど、仕事の教科書になるような自己啓発本を読み漁った。

この頃は、今の会社で成果を残さなくても要するに金を稼げれば自由になるはずだと信じ、金持ち父さん貧乏父さんのセミナーに行ったり、同世代の社会人が集まるセミナーにいく。その時はほとんど楽しんでいる感覚はなく、ひたすら「人脈を広げることが大事」だと言われていたから。

経営者に会って、自分にない考えを仕入れれば変われるんだと本気で思ってた。

そのうち1人の経営者に「君は若い頃の俺に似ている。俺がやっていることを教えてあげるから一緒にやる?」と言われ、こうやって俺は会社の枠に止まらずにビックになってやる、と息巻いていた。

その人が言うことはほとんどなんでもやった(法を犯すようなことはやらない理性はあった。幸いそのような人ではなく、ネットワーク系でもなかったけど)。

一方、この人が言うこともできないのであれば自分は社外でも仕事ができないやつ扱いになってしまう。

その人の言うことをとにかく聞き続ければ、いつかは自分もこんなくだらない雑用見たいな仕事から抜け出せるんだ、と思考停止状態になっていた。

転職を具体的に考え出した頃

そんな生活をしていると、会社の仕事はますますおろそかになり、なぜこの仕事をやっているのかわからなくなっていった。

9時から18時まではとにかく無駄な時間。でも一方で、仕事をバリバリこなしている人に本当はなりたかった。お客さんからも頼られるような存在になりたかった。社内でも評価をされたかった。なんで俺はそうじゃないんだ。

そう思いながらリクナビNEXTに登録をして、流れてくる求人を見ては「俺の居場所はここじゃないのかもしれない」と転職への思いを強くしていった。

でも当時は転職童貞なので、転職って何からやっていいのかわからない。転職エージェントというものがあるらしいが、なんか胡散臭いから一旦登録するのはやめておこう。周りで転職をしている人がいないから、とりあえずweb上で記事を漁ってみよう。

こんな感じで、全く効率的ではないものの徐々に具体的に動いていった。

ずっと思っていた気持ちが最後に動いたのは、当時付き合ってた彼女の転職。

彼女は日経の大手企業に勤めていたが、今をときめくベンチャー企業に転職をしていた。

自分もやらねば、と思った。

転職活動の日々

何が何やらわからず、転職サイトにとりあえずは登録。でも情報収集したけど動かないと始まらないと思い、wantedlyというサイトがあるらしいと聞いて早速検索。

ベンチャー企業の中でも、なんとなく気になったところや、スカウトメールが来たところに返信した。

のちに知ることになるのだが、Wantedlyにはスカウトメールという機能があり、企業側はスカウトをお金で買って、候補者に対して「うちに遊びに来ませんか?」というメールを送ることができる。

当時仕事で全く活躍していなかった自分にとっては、「あなたの経歴を見て気になってご連絡しました。うちで活躍できる素質を備えているのでぜひ会ってください!」というテンプレートメッセージだけでも、自尊心をくすぐるには十分すぎるワードだった。

 

今の職場では居場所がない自分をどこかで誰かが必要としてくれている、という感覚になった。

 

やっぱ、俺は環境を変えれば必要とされてるし成果出せるんじゃないか

 

いざ面接に出陣

 

就活時代のES提出、自己分析、グループディスカッションなどの就活生時代から比べると、中途の面接はなんて楽なんだと思った。

 

受けていたのがベンチャー企業だからというのもあったが、1,2回社員と会って面談をして、最後に社長と会って翌日には合格連絡、という感じだった。

 

自分で言うのもなんだが、確かに人手不足のベンチャーからすれば採用されやすい条件が揃っていたとも言える。

 

第一印象はまあ悪くない(イケメンではないが割とハキハキ喋るタイプ)だし、京都大学卒なので学歴としても悪くない。社会人3年目で大企業にいて、成長スピードが鈍化して新しいチャレンジをしたいと思うタイミングとしても自然だろう。

 

唯一、会社のビジョンを重視する会社は落ちた。なぜ転職をしたいのか、転職した先で何を実現したいのか、お前は人生をかけて何が実現できればハッピーなのかを面接で根掘り葉掘り聞くタイプの会社だった。

 

当然、「今の会社がいやだ」と言うこと以上に転職する理由がなかった身としては、そもそもそこまで深く質問されると思っていなかったし考えても出てこなかった。そして「後ろ向きの転職はやめたほうがいい」と言われ最終面接で落ちた。

 

最終的に2社のベンチャー企業にご縁があり、そのうちの1社に決めた。

 

最後の決断

人間は本当にどうしようもないもので、自分がベンチャーから内定をもらった瞬間、今いる会社も案外悪くないんじゃないかと思い出してきた。

 

それまでは威勢良く転職活動を進めていたが、いざ転職をするとなるとどうやって上司に言うのとか、いつから新しい会社に行けるのかとかわからない。入社後初めて「就業規則」を見た。会社のポータルサイト上に上がっているので、おそらく閲覧履歴等取られるだろうが、ええいもう関係ないわいと思い確認。

 

周りがあまり転職をする会社じゃなかったので、実際に転職をするんだとなると一気に不安が押し寄せて来た。

 

何より、やっぱり時代はベンチャーだろ、と言いつつ、ベンチャーに転職するおれはやっぱりかっこいいなと思いつつ、ITとか全然わかないし起業するとか人生で一度も考えたことなかった。転職してももし仕事できなかったらどうしよう、と思っていた。

 

やめると言ったとき上司は

 

2016年夏、上司を呼び出して退職することを伝えた。ドキドキしすぎて、会議室に入ってから10秒くらい沈黙があった。

そして意を決して「あのですね、実は会社辞めようと思います」と伝えた。

 

上司の課長にとっても想定外の出来事だったようで、「えっ!?なんで?」と焦っている様子だった。

そのあとは部長、取締役と合計3回面談をした。

やめることが決まってから退職日まで

やめると決まってからは、退職日の交渉があった。

決まったので気持ち的には一刻も早く辞めたかったが、引き継ぎ期間で課長から「さすがに1ヶ月だと短い」と言われ「じゃあ1ヶ月と1週間くらいで」と言って退職日が決まった。

エピローグ〜同じように悩む若手社会人へ〜

いかがでしたでしょうか。

ただの1人の事例でしかありませんが、少しでも皆さんの参考になれば幸いです。

20代の転職で登録すべきエージェント

20代での転職は、初めての転職であることがほとんどだと思います。

  • 今の仕事は辛いけど、辞めるなんで逃げている見たい
  • なんのスキルもついてないのに、次の仕事に行っても何もできないんじゃないか
  • せっかく新卒で入った会社なのに、すぐに辞めるなんて非常識だろうか

 

でも、実は悩んでいるのはあなただけではありません。

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