ベンチャーの社風を解説するけど、社風ってどうでもよくね?と言う話

ベンチャー転職
※このページの内容に広告・PRが含まれます。

今回は次のような疑問を持つ人向けの記事です。

あなた
あなた

ベンチャーの社風ってどんな感じだろう。大企業とはどんな所が違うのかな。そもそもどうやって社風ってわかるの?

この疑問に答えるために下記を解説します。

  • ベンチャーでよくある社風
  • 社風の調べ方
  • そもそも社風って企業選びにとって大事なのか?

ベンチャーでよくある社風

ベンチャーと大企業の両方で勤務した経験を経て思うのは、ベンチャーは大企業と比べて次のような社風であるケースが多いです。

  • 若手の意見が通りやすい!
  • 社員同士の距離が近い!
  • 情報がオープン!

どれも良さげですね。

で、、、ここで終わっては意味がなくて、大事なのは「なぜそのような社風になるのか」という理由です。以下で解説します。

 

若手の意見が通りやすい背景

ベンチャーで若手の意見が通りやすい理由を考えるときに、逆に「なぜ大企業では通りにくいのか」から考えてみます。それは「前例があるから」です。

今大企業に勤めている人は、何か新しい事業や施策をやろうとしたときに、

上司
上司

過去の事例を調べたか?それは3年前に一度やって失敗しているぞ

と上司から横やりを入れられた経験があるかもしれません。長く事業をやっていると、

  • 過去の事例
  • 経験
  • 勘どころ

などがベースになって早く正確な仕事ができるようになります。つまり、大企業は基本的に「経験年数がものを言う」世界。だから、経験豊富な上司に比べて若手は意見が通りにくくなってしまいます。

一方で、ベンチャーは「前例」があまりありません。シンプルに設立から間もないからですね。昨日入った中途社員でも、「このお客さんにはこのように営業したほうがいいのではないか」と言うような意見がスッと通ったりします。

本質的な意見であれば、若かったり社歴が浅くても意見が通りやすいのはベンチャーのいいところですね。

 

社員同士の距離が近い背景

社員数が少ないですから、必然的に社員同士の距離が近くなります(仕事の関わりでも、物理的な席の距離でも)。

ただ、距離が近い=仲が良い、とは別です。

実際に僕の経験では大企業の方が結構群れていた印象(ランチ食べに行くのも一緒、親睦目的の飲み会もやたら多い)で、ベンチャーは18時になるとみんなサクッと退社してました。退社後は自分のビジネスやったり、勉強したりしてる感じですね。

※余談ですが、、「社員同士の距離が近い!」と言うのを採用のアピールポイントにしているベンチャーがいたら注意です。当たり前すぎる点をアピールしてるに過ぎないので他に良い点がないのだと思っちゃいます。。

 

情報がオープンな背景

ベンチャーだと比較的全社的な情報がオープンになっています。

大企業だと、こんな感じ。

  • 他部署の事業上の重要指標は開示されていない
  • 重要な経営方針は決定事項だけが降ろされてきて、説明があまりない

でもベンチャーは、規模が小さいと言うのもありますが、比較的情報をオープンにする風土がある会社が多いですね。

背景としては、大企業ほど階層がないので、経営メンバーが決めたことを社員に情報共有するためのハードルが低いからだと思います。

 

そもそも社風って分かるの?

そもそもですが、社風とはなんでしょうか?次のような定義があります。

企業の中の人々に共有された行動の様式、スタイル。それぞれの企業は意思決定の方法、伝達の方法、上下間の接触の仕方、共同の方法、説得の方法などに関して独特の特徴を持っている。社風は、企業の価値観、信念、規範としての目に見えない企業文化を知る重要な手掛かりである。

引用元:社風|コトバンク

こう見ると、

トニー
トニー

確かに社風って重要そうだな

と思いますね。

でも社会人になって、学生から

学生
学生

御社の社風を教えてください!

と聞かれて

あなた
あなた

おいおいそんな意味ない質問するなよ。。

と思ってしまったこと、あると思います。

僕も常に思ってるのですが、それは下記のような理由からです。

  • 大企業だと会社がでかすぎるので社風といっても配属先によって全然違う
  • 転職したことないと、社風を比べる機会がないのでわからない

 

実際僕はいま3社目ですが、社風ってあるのかないのかで言えばあると思いますが、大企業では、

  • どの事業領域か
  • どの役割で働くか(営業?コーポレート?)
  • どんなチームに配属されるか

によってその人が感じる社風が大きく異なるので、質問自体意味ないかなと。

同じ総合商社に勤める友人でも、

  • 丸の内で資源系のトレーディングを担当してる友人A
  • シリコンバレーでスタートアップの買収、買収先の経営支援をしてる友人B

だと、上司の考え、仕事を通じて得れるスキル、会議や資料作成のスタイルなども全然違うと言っています。

ベンチャーだと会社の規模が小さいので、大企業ほど「配属による振れ幅」が少なくなるので、中の人何人かに会った感覚が、そのまま会社全体の社風に近しくなる、という訳です。

 

社風って意味あるの?どうやって調べるの?

あなた
あなた

ってことは社風ってそもそも事前に調べる意味ないのかな?

と思う人もいると思います。僕は結論どっちでもいいかなと思ってますが、ベンチャーだと比較的調べやすいでしょう。

調べ方としては、創業者の出身を見るのが一番いいです。

 

社風って要は会社のカラーなのですが、ベンチャーだとイコール創業者や経営陣の人としてのカラーに大きく影響されます。例えばこんな感じ。

  • メガバンク出身の創業者
    → ベンチャーの割に内部体制(社内の意思決定フローとか)がしっかり整ってる
  • ゴリゴリの営業畑の人
    → 営業組織がめちゃ強い(目標が高かったり、KPIマネジメントが根付いてる)

実際に会ってみて初めて分かる社長のキャラクターみたいな要素もあるので、下記のような流れで調べるのがオススメです。

  1. まずはWeb上で創業者のバックグラウンドを調べる
  2. そのバックグラウンドから、何が強い組織かを類推する
  3. 仮説を持って実際に会社訪問してみる

なお、働きやすいかどうかは、ある程度運です。

 

そうは言っても働きやすさを事前に完璧に調査できるなんてことはありえません。

なので、ベンチャーに行くならば「どんな環境でも成果を出すのである」というある種狂気に近い覚悟が必要かなと思ってます。周りの環境のせいにすると、いくらでも成果出ない言い訳はできますからね。

 

ベンチャーに転職するなら

ベンチャーに転職する際に最も気をつけないといけないのは、「ベンチャーの皮をかぶったブラック企業」を見極めて避けること。

ベンチャーの皮を被ったブラック企業というのは、表向きには「世界を変える!」と聞こえの良いことを言っているが、実態はその事業はメインではなく、裏で単なる下請け作業で稼いでいる、とかです。

こういう企業の元では「仕事のやりがい」「自己成長」という言葉の元で、経営者に搾取されて人生終了です。。その後病んでしまったり、著しく自尊心を低下させられて転職すらできなくなったりします。。

実際に経営者に会えば、外見や話している内容、雰囲気などから胡散臭そうかどうかで判断できるときもあります。ただ、経営者に会っただけでは完全にブラック企業かどうかを見抜くのは難しいです。

あなた
あなた

じゃあどうやってブラック企業を見極めたらいいの?

という方向けに、優良ベンチャー企業とブラック企業の見分け方を紹介します。

トニー
トニー

結論から言うと、内部事情に精通しているエージェントを味方につけることです。

エージェントを使うとブラックなベンチャーを避け、優良ベンチャーを見分けられる理由は下記3点です。

  • 理由①:エージェントは定期的にベンチャーの人事と連絡を取っているので内情について詳しい
  • 理由②:入社後にすぐ退社をするとエージェントも儲からない
  • 理由③:ブラックな企業を紹介するとエージェント会社の評判が落ちる

理由①の「内情」というのは、例えば次のようなことです。これらを企業ごとに把握しているので、求職者の情報をみたときにマッチング率の高いベンチャーを紹介できます。

  • どのポジションの人材が急ぎ必要か
  • どのようなスペックの人材が必要か
  • その人はどのような働き方をすることになるのか

理由②は、多くのエージェントが「長期で活躍する人材を紹介する」インセンティブが働きます(入社後に半年以内に退職したら、紹介料の半額を返金など)。よって、あなたにフィットしない会社を紹介すると自分たちの儲けが減ってしまうのであまりやりません。

理由③は、そのままですね。ブラック企業を紹介するエージェントだと悪評が立つと長期的に商売ができません。

 

このように、転職エージェントを活用することでブラックなベンチャーを極力避けることができます。

もちろんエージェントに丸投げしてしまうのはよくありません。ハズレのエージェントに当たる可能性もあるので、自分の中で仮説を持って話を聞くのが大事です。

上で紹介した見分け方を参考にしつつ、独力に頼らずに転職エージェントをうまく活用することが優良ベンチャーへの転職のコツです。

トニー
トニー

実際にベンチャー企業に転職した経験のある僕が、おすすめの転職エージェントを紹介します。

おすすめの転職エージェント

ベンチャーに強い転職エージェント一覧【無料】

★複数のエージェントに登録しておくと転職成功率がアップします

LHH転職エージェント

LHH転職エージェント年収アップしている人多数!キャリアアップを目指す人向けの転職エージェントで、外資系、法務・経理などの管理部門、第二新卒などの転職に特に強いのが特徴です。

世界でもTOP3位に入る人材会社のアデコグループが運営しており、細かなカウンセリングによる高いマッチング精度が売り。

普通のエージェントは転職者と企業側の担当が分かれているところ、LHH転職エージェントは1人で転職者と企業側を担当しています。そのため、企業カルチャーとの相性まで見極めることが可能です。

エージェントは各専門職種に精通しているため、他のエージェントにはできなかった専門的なことまで相談できます。

リクルートエージェント

リクルートエージェントの特徴は、なんと言っても求人数の多さ。日本一の求人数を誇ります。一般の求人サイトには掲載していない非公開求人も10万件以上あり。

様々な職種、年齢、勤務地に対応しており、転職した者の2/3は一度は登録しています。

豊富な転職支援実績データに基づく選考サポートが手厚く、履歴書作成から面接準備まで転職のプロがサポートしてくれるので、登録しておいて損はありません。

カウンセラーの対応も迅速なので、働きながら転職活動をするのにうってつけのエージェントです。

マイナビAGENT

マイナビAGENTは、20代からの信頼がNo.1の転職エージェントです。

熱意のある担当者によるサポートも評価が高く、中小企業や第二新卒のための独占案件の多さに定評があります。

転職サポートについては、職務経歴書のブラッシュアップや模擬⾯接はもちろん、利⽤回数や期間に制限なく転職相談をすることが可能です。

また、関東圏・関西・東海地方の求人が豊富で、20~30代向けのベンチャーから大手まで優良企業の求人を保有しています。

doda

dodaは、転職者満足度No.1、人材紹介会社に関するポジティブな口コミ数でNo.1を獲得しており、職種ごとの多種多様な求人を保有しています。

求人数もリクルートエージェントに次いで多く、非公開求人を含めて約10万件。大手企業から中小やベンチャー企業まで幅広い求人を持っています。

履歴書、職務経歴書だけでは伝わらない人柄や志向を企業に伝え、選考通過を後押ししてくれるなど、転職成功のサポートも万全です。

転職活動に失敗したくない人や、次こそは長く働ける職場を探したいと考えている人などにおすすめです。

 

まとめ

今回の内容をまとめます。

  • ベンチャーの社風は、若手の意見が通りやすい/社員同士の距離が近い/情報がオープン
  • 社風そのものより、なぜそのような社風になっているのかの背景理解をしよう
  • 創業者の出身をみて社風を予測し、実際に訪問して確かめよう
トニー
トニー

ベンチャー企業は大変ですが、合う人には合いますし、一気に成長できるので、われこそはという人はぜひチャレンジしてみてください!

タイトルとURLをコピーしました