今日は次のような疑問を持つ人向けの記事です。
下記を解説します。
- ベンチャーでよくある社風
- 社風の調べ方
- そもそも社風って企業選びにとって大事なのか?
ベンチャーでよくある社風

ベンチャーと大企業の両方で勤務した経験へて思うのは、ベンチャーは大企業と比べて次のような社風であるケースが多いです。
- 若手の意見が通りやすい!
- 社員同士の距離が近い!
- 情報がオープン!
どれも良さげですね。
で、、、ここで終わっては意味がなくて、大事なのは「なぜそのような社風になるのか」という理由です。以下で解説します。
若手の意見が通りやすい背景
ベンチャーで若手の意見が通りやすい理由を考えるときに、逆に「なぜ大企業では通りにくいのか」から考えてみます。それは「前例があるから」です。
今大企業に勤めている人は、何か新しい事業や施策をやろうとしたときに、
と上司から横やりを入れられた経験があるかもしれません。長く事業をやっていると、
- 過去の事例
- 経験
- 勘どころ
などがベースになって早く正確な仕事ができるようになります。つまり大企業は基本的に「経験年数がものを言う」世界。だから、経験豊富な上司に比べて若手は意見が通りにくくなってしまいます。
一方で、ベンチャーは「前例」があまりありません。シンプルに設立から間もないからですね。昨日入った中途社員でも、「このお客さんにはこのように営業したほうがいいのではないか」と言うような意見がスッと通ったりします。
本質的な意見であれば、若かったり社歴が浅くても意見が通りやすいのはベンチャーのいいところですね。
社員同士の距離が近い背景
社員数少ないですから、構造的に社員同士の距離が近くなります(仕事の関わりでも、物理的な席の距離でも。)
ただ、距離が近い=仲が良い、とは別です。
実際に僕の経験では大企業の方が結構群れていた印象(ランチ食べに行くのも一緒、親睦目的の飲み会もやたら多い)で、ベンチャーは18時になるとみんなサクッと退社してました。退社後は自分のビジネスやったり、勉強したりしてる感じですね。
※余談ですが、、「社員同士の距離が近い!」と言うのを採用のアピールポイントにしているベンチャーがいたら注意です。当たり前すぎる点をアピールしてるに過ぎないので他に良い点がないのだと思っちゃいます。。
情報がオープンな背景
ベンチャーだと比較的全社的な情報がオープンになっています。
大企業だと、こんな感じ。
- 他部署の事業上の重要指標は開示されていない
- 重要な経営方針は決定事項だけが降ろされてきて、説明があまりない
でもベンチャーは、規模が小さいと言うのもありますが、比較的情報をオープンにする風土がある会社が多いですね。
背景としては、大企業ほど階層がないので、経営メンバーが決めたことを社員に情報共有するためのハードルが低いからだと思います。
そもそも社風って分かるの?
そもそもですが、社風とはなんでしょうか?次のような定義があります。
企業の中の人々に共有された行動の様式,スタイル。それぞれの企業は意思決定の方法,伝達の方法,上下間の接触の仕方,共同の方法,説得の方法などに関して独特の特徴を持っている。社風は,企業の価値観,信念,規範としての目に見えない企業文化を知る重要な手掛かりである
出所:コトバンクより
こう見ると、
と思いますね。
でも社会人になって学生から「御社の社風を教えてください!」と聞かれて「おいおいそんな意味ない質問するなよ。。」と思ってしまったこと、あると思います。
僕も常に思ってるのですが、、それは下記のような理由からです。
- 大企業だと会社がでかすぎるので社風といっても配属先によって全然違う
- 転職したことないと、社風を比べる機会がないのでわからない
実際僕はいま3社目ですが、社風ってあるのかないのかで言えばあると思いますが、大企業では、
- どの事業領域か
- どの役割で働くか(営業?コーポレート?)
- どんなチームに配属されるか
によってその人が感じる社風が大きく異なるので、質問自体意味ないかなと。
同じ総合商社に勤める友人でも、
- 丸の内で資源系のトレーディングを担当してる友人A
- シリコンバレーでスタートアップの買収、買収先の経営支援をしてる友人B
とだと、上司の考え、仕事を通じて得れるスキル、会議や資料作成のスタイルなども全然違うと言っています。
ベンチャーだと会社の規模が小さいので、大企業ほど「配属による振れ幅」が少なくなるので、中の人何人かに会った感覚が、そのまま会社全体の社風に近しくなる、という訳です。
社風って意味あるの?どうやって調べるの?

と思う人もいると思います。僕は結論どっちでもいいかなと思ってますが、ベンチャーだと比較的捉えやすいでしょう。
調べ方としては、創業者の出身を見るのが一番いいです。
社風って要は会社のカラーなのですが、ベンチャーだとイコール創業者や経営陣の人としてのカラーに大きく影響されます。例えばこんな感じ。
- メガバンク出身の創業者→ ベンチャーの割に内部体制(社内の意思決定フローとか)がしっかり整ってる
- ゴリゴリの営業畑の人→ 営業組織がめちゃ強い(目標が高かったり、KPIマネジメントが根付いてる)
実際に会ってみて初めて分かる社長のキャラクターみたいな要素もあるので、下記のような流れで調べるのがオススメです。
- まずはweb上で創業者のバックグラウンドを調べる
- そのバックグラウンドから、何が強い組織かを類推する
- 仮説を持って実際に会社訪問してみる
✅働きやすい職場かどうかは、ある程度運です
そうは言っても働きやすさを完璧に事前調査できることはありません。
なので、ベンチャーに行くならば「どんな環境でも成果を出すのである」というある種狂気に近い覚悟が必要かなと思ってます。周りの環境のせいにすると、いくらでも成果出ない言い訳はできますからね。
どの会社を訪問すればいいの?という点については、下記の記事でまとめているので参考にしてみてください。

では本日のまとめです。
- ベンチャーの社風は、若手の意見が通りやすい/社員同士の距離が近い/情報がオープン
- 社風そのものより、なぜそのような社風になっているのかの背景理解をしよう
- 創業者の出身をみて社風を予測し、実際に訪問して確かめよう
「ベンチャーの調べ方を知りたい!」と言う人はこちら
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